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【読書】ひきこもらない

phaさん、日本一のニート。一般人の枠に入れなかったなりに生きてる人。普通の人がもつちょっとだるいなという感覚が鋭い。いいことなのかどうなのかはわからないけど、普通だらけのこの世界で「だるさ」とか「ぼんやり」を発信するプロだ。

ひきこもらない


ひきこもらない

現状の場所から解放されたいという欲求が強いらしい。永久に自宅にひきこもりたい私にはいまいちわからない。「世界が広いのにこんなところで一生過ごす」というのが好ましくないらしい。だからすぐ引っ越すそうだ。

食べるものは永遠に同じでいい

「牛丼ばかり食べていたい」
私は牛丼じゃなくてナッツだけど同じベクトルの話。
面倒なんだよね「何を食べるのか」選択するのがさ。だからこそナッツを永久に食べ続けるというわけ。飽きる飽きないもない、考えなくていい食材というのが救いなのだ。

混んでいない店が好き

店vs私みたいな構図になるほどスカスカなのも居心地が悪い。席がマックス埋まっている状況は自分の居場所じゃないので入りたくない。そういう感じ。そして、気に入ったら潰れる。私の好きなインド料理屋はつぶれた。イタリアンレストランもつぶれた。当然、流行ってないから経営は成り立たないよね。

サウナ

「37歳になったらサウナに行こう」
熱いから意味わからん派だったらしい。37歳無料というキャンペーンを見かけたのと、サ道というサウナにドハマリした人を知っていたのがきっかけらしい。でハマったと。

動画や本といったコンテンツは脳の快楽。サウナは肌の快楽と思えるらしい。非常に興味がある。どこか、タイミングさえあればがっつりサウナーになりたいものだ。

旅行先で何もしない

小笠原諸島で何もしなかった」
場所をすり替え、ただの日常を過ごす。現状のどうでもいい仕事をぶん投げて、ただ生きるだけの虚無に浸りたいなとは思う。

島だけど普通にスーパーに行ったり普通に生活できることに驚いていた。島ってそんなに文明のインフラ整っているんだなって私も思った。人々の生活など場所が変わったところで本質は変わらない。食って、寝て、生きるだけ。あれば使うけど?みたいな、そんなレベルなんだろう。どこで生きても一緒かもしれない。

自然の力が激しいところは嫌だなと思うけど。

現実と私

こういう生活をしたいけど、継続的にインターネットでほっといても収入源に足る「何か」がない。phaさんはなんだかんだ文字を書く仕事をしてる。ただ生きているだけっぽく書かれているけど、本質的には何もしていないわけじゃない。今まで稼いできた謎の立場がふわっと仕事に繋がってる。

ついでに、何もしないことに耐えられない。普通の感覚でしかない。無限のエネルギーこそないにしろ休んでると暇で死にそうになる。何かをすることが人生を無駄にしないことだと信じ込んでいる自覚がある。

瞑想はじめてからある程度「ぼーっとする」ができるようにはなったけどそれでも無意味にコンテンツの海に沈んでいる。youtubeを常々2画面つけて文字を吸ってる。忙しいと感じたいだけの無駄な行動で埋め尽くしたい。

「感覚の息抜きになれば」と思ったけど無理だ。それでも減らせない。私は情報中毒の病気なんだ。
と自覚した。それだけでも吸えたと思う。

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法


ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

これも似たような本。といっても2013年の本で発売してすぐぐらいに買った気がするのでまったく記憶にない。でも、今回の本と似たようなことをぼやいてた気がする。ビジネスホテルに意味もなく泊まるのが好きとかそういう謎の感覚をほわっと。

お金、ないならないなりに生きるのが面白いよと言ってるよ。その生き方が合う人間がいれば染みるかも。