インターネットダイアリー

インターネットクチコミログ

僕がコントや演劇のために考えていること

ラーメンズの人が本書いてる~っていう浅い気持ちで買いました

僕がコントや演劇のために考えていること


僕がコントや演劇のために考えていること

本物のプロ意識
後で2度目を読みたいぐらいには本質的だった、最高


・世の中に当てはまる職業がないので"小林賢太郎"をやっている
世の中に該当しないことをする
「10年前にこの職業ありましたか?」って言いながらyoutuberのことを言う奴
のまともなバージョン

・やりたい骨組みから内容を一貫させて肉付けをする
・なるべくそぎ落とした表現で想像の余地を与える
・余計な情報が入らないようにする
・即完成品を作り、納期まではブラッシュアップの段階
・完成品を一度おいて、客観視を手に入れてから再度素材にする


舞台という作品を作っている意識、とても汎用性がある

行動に対して"軸"を通すときに大事な心構え・・・みたいなものだ



珍しく、全て読み直したい気持ちになった
抜粋する量じゃない、全部良い
私がこのメモを作ると"余計な情報"になるからなんともいえない

ちょっとでも軸を突き刺して生きていけそう・・・な気持ちになった

30歳まではお勉強にぶっぱ、40歳から人生の本番と言っていたことに心酔したい
今、どうでもいい記事を書いている自分
戒めたい、とても、戒めたい

今日やろうと思っていたことを放置しない
人生はそんなに劇的に変わるわけがなく、地続きでできているのを再確認した

【読書】ルポ 中年童貞

タイトル買いした自分自身の未来

秋葉原は中年童貞天国

「リアルのない電脳の異界」
リアルで相手にされる気がしないので「二次元が好き」と自分で設定した
「処女じゃないと人間ではない」とか言ってました、すみません

中学生の私が書かれてる気がした
今はそんなこと思いません
中学生よりは成長したし中年童貞よりは大人になれたんだろう

当時の私は何も興味ないのに秋葉原に行けばオタクっぽい!と思っていた
その時に買ったものはもう何も残ってない

最も後悔することは「パランティス組曲」を買ったこと
歌い手ほぼ知らないのに、ニコニコ動画のやつだ~ぐらいの感じ

中学生ってこんなんだぞ・・・
そんな時に考えてたことを中年になっても思ってるって相当バグってる


貞操が中年童貞のプライド」
貞操があることで処女とイーブンになる理論

理屈はわかるけど中年童貞に価値はない
売れ残りの自覚がまるでない
不用品としてジャンクコーナーどころか廃棄物になっていることが分かってない
自覚する機会すらなかったことが恐怖

そんなこと指摘して反撃されたら面倒だもんね、そりゃ誰も言いませんよ・・・



気力がない

クラスでいじめられもしない、何もない、成績が悪い
「いたっけそんなやつ?の枠」

人と話すのが嫌だからと下振れを繰り返して1日限りの派遣労働
中年童貞として余るのは当然のこと

妄想に生きる高学歴中年童貞

「好きな女の子に相手にされずリストカット
やばい

親が高学歴に生きろ!と言ったから大人しくお勉強漬け
青春が何かを練習する機会がなかったので大学でドュフフフって自爆

女の子側は彼氏いるしヤバイヤツとは関わりたくないしで避けてたそうだ
リストカットしてもっと気持ち悪くなって最終的に精神病院へ飛ばされ宗教にハマったそうだ

なんかすごいね・・・

女への絶望から男で童貞喪失

取材者いわく「フツメン」らしい
ただ、絶望的に自分に自信がないので女性に対して何もできない
育てられた環境が悪かったそう

お前なんてお前なんてアタックを食らい続け、自己肯定感がなくなった
「学習性無気力」だ!

lifehacknarumi.hatenablog.com

ここで出てくるね
何をやっても否定されるので何もしなくなる
コントロールできないと思い込んでしまうもの

この男性にとって「女性」はコントロールできないものとしてカテゴライズされてしまったんだろう

で、女に相手にされない(というか自分からがっつり逃げてる)
わからんでもないし、直る要素がないので一生そうなんだろう

「男同士の性行為には優しい土壌がある」
で、ノンケなのにハッテン場に生き童貞喪失したらしい
そこではボディタッチで会話する
言葉なんていらないから落ち着くらしい

確かに言葉なく身体を重ねることができたらコミュニケーションコストが非常に低くてコスパ最高だなって思った
救われる場があるだけ、お得だね

中年童貞の受け皿となる介護業界

人が足りない、足りないので誰でもいいから働いてくれ
故に、常識がバグってる中年童貞がログインする

職場をクラッシャーする

0.中卒
もうやばい

1.普通に働いた後になんとなく仕事をやめてニートになる

2.社会復帰しようかなと思ったときには中年となっている
手遅れ

3.「ヘルパー2級」を取ったら、介護いけますよとハロワに紹介される
この資格は週1回、2ヵ月講習を受けるだけです
つまり8回行くだけ、何にもマウント要素はない・・・

4.無資格に対してマウントを取るスーパー無能中年童貞

・漢字が書けない
学んだことがない

・仕事が完遂できない
そして、手伝ってもらうのは当たり前

・他人の悪口を言う
思い通りにならないなら全て文句

地獄か・・・?こんなやつが働いているとかバグでしかない

何よりも悪いところは労働者保護の概念がまかり通るのでクビにできないこと


あ!日本の雇用問題だ!これ、〇〇でやったやつだ!


「母親に"胎児扱い"された成れの果て」
世間を知らぬまま、母親に世話され続けてきた果て・・・だそう


中年童貞本人の問題ではなく、この現代の「母親」にも問題がある
過保護と過干渉によって親バリアを貼って生きてきたので甘えるのは当然
自立がまったく育っていない状態で大人になっていく
本来であれば軽く手を離して自立を促すところ、全てサポートに入ったので人生が一人で立てない
世間に出したとき、それは社会を破壊する「常識のない化け物」になる



これは自分だ・・・と肝を冷やしながら読んだ

ひきこもり気味に生活しているので世間との接触が著しく低い
会社では業務的なこと以外はほぼ喋らないので増えない

知らないから!常識が欠けていることを自覚できない!
やばいとき、教えてもらって随時アップデートはできているけど
自分一人で常識のレベリングはしていない

何か、社会っぽいものを読むべきかもと思いました
まったく面白そうじゃないから手を付けてないしなあ、だから手を付けるべきだ

中年童貞はこの社会が生んだ

婚活をする化け物が出てくる

「スペック最悪でも優香みたいな女性と出会いたい」
本の時代が時代なので出てくる固有名詞が古い、だけど言いたいことはわかる

スペックは
実家、高卒、工場の非正規職員、年収200万以下
介護マンは役満クラス、この人は倍満クラスのダメスペック

このスペックが優香を求める????

いわく「出会ってないだけでしょ」

あああ~~~~~~かゆい~~~~~~
読んでるだけでぶっ飛ばしてやりたくなる

これが化け物の思考回路
ギャルゲーを現実でキメてるのか?ぐらいの勢いがある
しかも、婚活パーティーに希望を持って参加している

パーティー主催者が言うには「30代後半以上童貞ではカップル成立0」だそうです
ハイスペックであれば人間になることができるかもしれない

今なら、マッチングアプリとかにいるんじゃねえかなあーと思っている
平成27年1月の本なので2年前、時代はもう入れ替わっているよ


「好きな人としかしたくないなら実現に向けて努力すべき」
答えだ

イカレオタクスキンの効果により、相手の女性を一撃で葬ることができる
しかし、目的は破壊ではないので見た目はまともになるべき

その努力をまったくしていないのに夢を見る、無邪気すぎる



マインドも客観的な目がまったく存在しないので自尊心の塊になる

・・・これは私だ、耳が痛い
本を読んで身の丈を感じながらそれなりに死にたくなっている
許してほしい気持ちでいっぱいだ

中年童貞は「隙のない硬派な自分」がプライドを支えている
汚い貞操はもちろん価値がない

「女を値踏みをする」マウントを取って話を進める
自分自身が崇高な人間であるので、釣り合う人間が来ると信じている
当然、下からマウントを取っているので実際にはマウント取れていない

結局、行動と望むものが乖離しすぎている
まともな感性を持って生きていればちゃんと自殺している
そこをのうのうと生きていられるぐらいには鈍感だ
異次元の自分への甘さがあるので、「努力するべき」がわからないらしい


「人間として弱い個体はいらない」
結論すぎて救いだ

北欧では無能アル中は凍死で除去されるシステムがある、ようにみえる

なんて救いのある話なんだ

下手に生き残るよりよっぽどいいじゃないか・・・
苦しいかもしれないけどちゃんと蹴っ飛ばされるのは幸せなことだと思う

地獄まで転がり落ちたら北欧に行こう!と思った


タイトルで適当に買ったけども、本の中に自分を見て大ダメージを受けた
私がいっぱい・・・ああ・・・ああ・・・・・・
童貞におすすめです

【読書】天才

幻冬舎セールやってた時に買いました
石原慎太郎かぁ~って思いながら適当に買ったら自伝じゃなくて田中角栄の話

日本史で読んだロッキード事件しか知らない
あとはラーメンズのコントで見た「田中角Way」ぐらいしか分からない


薄い感想だけど自分で自分を許したい

天才


天才 (幻冬舎文庫)

久々に小説を読んだけど小説と呼んでいいのかは微妙
石原慎太郎田中角栄について書かれたものから創り出したもの
現実ベースのフィクションの読み物


面白いポイント
・親父は変な人、一応農家の生まれ
・そこから炭鉱夫を経験
・これじゃだめだと気付いて監督者になる
・なんやかんや政治家

・天才ぶりを発揮する


(オタクなので異世界転生無双系の話だ!と思った)

無双してくれればそれでよくて、ファンタジーでも現実でもどっちでもいいということが分かった


竹下登とか中曽根康弘とかギリギリ分かってくるラインが出てくると「あ!知ってる人だ!」みたいなミーハー並の楽しみ方もできた



現代日本史に興味を持つきっかけとなる
「歴史は面白い」 これが分かったのが最高の収穫
これから積極的に手に取れそうです