【読書】何者でもない
般若というラッパーのエッセイ。
なんで買ったのか覚えてない。あ、エッセイだ。買おうぐらいの感じだった。と思う。
何者でもない
何者でもない
フリースタイルダンジョンでラップ見ていいな~ぐらい。にわかだからR指定しか分かんない。
youtubeでR指定のみんなちがってみんないいの後に出てくる流れで見たことあるな~ぐらいの知ってる度。
本文読んで知ったけどモンスター枠のラスボスとして出てたのがこの般若さんらしい。
そうなんだって感じ。とてもにわかだ。
ラップがやりたい
長渕剛の音源を聴き、音楽はすごいと感じた。その後、ゲーセンで英語のラップ音源を聴いてハマった。一生やるハマり方した。もうこれが強い。羨ましくてしょうがない。やりたいことに出会えるのが幸せすぎるだろう。人生の指針が明確なら・・・迷うことはあっても着地点の光方が違う気がする。
学生時代は人のライブを乗っ取るぐらいにはイカれるほどラップしたかったらしい。そういう文化圏なのかもしれないけど、普通にやばいやつだなあって思った。普通の感想。
集団
お友達と組んでラップグループをやっていた。チームは崩れた。
モチベーションの差分だったり、社会に出ても人がいっぱいいると儲からないというすごい当たり前のこと。夢じゃご飯は食べられなかったらしい。儲からないことはシンプルに萎える。メンタルがダメになったら人間の塊は容易に崩壊する。"友達"という括りではビジネスはできない。というのがよくわかる。
ステップアップのためにコネのある先輩が表面はいいことを言って、その時の態度もいいことで。それで信用したからグループに関わってしまった。
異分子を入れて、それが不協和音になっていく。
普遍的な集団の崩れ方の典型という感じがする。オタサーの姫現象だ。
好きなものの集まりだったのが、力の強いものとその他みたいな図になっていく感じ。等倍だった人間関係に上下が出来たら息苦しいよ。そういうのを求めていたわけじゃないじゃんってなりがち。
仲間
モチベーションが釣り合う人間がいないとだるいよなっていうのがよくわかる。
ラッパーはDJとセットらしい。あ、確かに音楽かける人いるわ。って本を読んではじめて思った。
R指定もDJ松永とセットだしそういうことかなるほど。
時代が10年先行してたのかな。というぐらい若手への評価の高さがすごい。そして、しっかりビビってしっかり自分を鍛える方向に寄るのがラップへの衝動が為せる技だと思う。
どんな集団でもパターンでハメられて死ぬ。強い奴にはしっかりリスペクト入れて自分の糧にする。そういうスタンスを持つべきなんだな。がんばりましょうという気持ちになった。
何者でもないって言いたい。めっちゃかっこいいフレーズだ。