【読書】空気を読んではいけない
格闘技は格ゲーと違って負けたらものすごい量の実力をロストして死んじゃうからね。
レベリング以外に時間を割いてる場合じゃない。
空気を読んではいけない
人間関係を始末する
第一章から力強い。
落ち着いて授業が受けられないタチだったらしい、現代ならADHDと診断されて保健室行きなんじゃない？この時代は教員もグルでハブってたらしい。ドギツい。
ただ、気にしてなかったらしい。ハブられているということが認知できなければ問題ないということだ。
親父もパワーある。友達なんていらねえと言っているのが強い。
結局、他人は他人なんだよなあ。仲良しでも自分と他人は違う。
ただ、これは周囲の利害関係のある人間に対してコビを売らないみたいなもの。
本質的には友達がどうこうじゃなくて、不必要な人間関係を抱え過ぎないみたいなニュアンス。
くだらないスタッフと惰性の絡みをしない。利益でつながっている人はわざわざ人脈ごっこしなくともまた関わることになるから。
これは自分自身の価値を高めているからこそ言えるのだ。格闘家だし強さで語れる。
同業者と同じ釜の飯を食わない。食ったら同じ釜の飯というくくりに入ってしまう。
そうしたら最後、良くも悪くも同調して個人がかき消されて「同じ釜の飯」というグループに所属する。
飯を食うだけなんだけど、その時点で強制で加盟します。
これを、避けるだけ。
おごらないしおごられない。
ただの食事ごときで上下関係が発生する、あり得なくないか？ということ。
世の中には交渉の場で食事をセッティングするらしい。そんな立場になったことはないのでそうなんだ～ぐらいの感じ。マンガでしか読んだことない。
一度でも「配下」っぽい行動をしたらもう支配されている。それが人生を立ち回る上でのよろしくない要素。キングボンビーだ。流石にいらないよな、しっかり断っていこうということだ。これも避ける。
ミニマリスト
荷物が少ない、ものを買うときは厳選、追加するなら既存を一つ除外する。
このスタンスはまさにミニマリスト。だけど、本文中にミニマリストという単語はない。素直にこのスタンスを取っているのでそんなイキった主張はしなくていい。まるでミニマリストのようみたいなクソみたいな表現もない。すっきりと必要なものだけ集めているだけ。
たまんねえ。
不要な肩書を取りにいかない姿勢、最高か？
そぎ落として行く姿勢は生活からにじみ出る。試合でも無駄な振りをしたらそこが隙になる。にじみ出るというのはいいよね。なんか、本質的な強さを持っている感じがして憧れる。
私も形から入りたい。良い生活をしたらきっとゲームが強くなる。
自己マーケティング
フリーランスの格闘家として活動している。だからこそ、値札は自分でつけている。
交渉も自分で行っているらしい。下げ交渉をした時点でハジくらしい。正しいよね、安売りしないのはブランディングとして当然。それを無視してもワンチャン安くならないかパンチしてくるやつは礼儀スラッシュで切り捨てるべきだよね。
だからこそ、組織に属すると保証はあれど伸びしろの限界がすごくわかりやすい気がする。
そして、会社は別に自分の為に動いてくれない。会社は会社のために生きているのだ。
自分の人生設計は自分でやらないと困っちゃうよね、ということ。
真理だ・・・。
レベリング
世の中の悪意に触れて、悪意に負けるような人材ではいけないと鼓舞する。
闇の力を光の方向性に捻じ曲げる精神力があるところがすごい。
メンタルはゲームに置いて重要だ。フィジカルを鍛えるのは当然として、パフォーマンスを出すためにはやっぱりメンタル！
負の感情はいい感情よりもよっぽど強いと思う。それの克服の方法は個人差がある。
個人的には、負けたら腹立つから負けとは認めない。お前はただの練習相手だと思う。
フィジカル面では、練習の試合は練習のリスクのなさで負けやすいと言っていた。実践ベースの「本物のリスク管理」が出来てないしょーもない突撃で押し込まれてしまうそう。
格ゲーオタクなのでその気持ちはわかる。本番で博打アタックするか？と言ったらしないだろう。でも、練習ではそんな博打アタックでもリスクがほぼない。練習だから。
ここでも徹底して、実践と想定して試合をする。これが、プロだ。
結局、本番で使えないものを育てても使わない。時間は有限だからこそ、必要なところに投下するべき。
響く言葉
一度しかない人生で、世間的な「幸せ」に惑わされている時間はない。
世間は自分用カスタマイズされてないからね。
普遍的な経験が誰にも必要か？と言ったらそうでもない。
みんな、価値観見失ってない？幸せ見失ってない？と語りかけられている。
ちゃんと見失ってる。
でも、救いがないことに何かをやりにくことが大切と説かれている。この場合は格闘技。
私の場合は？ない。なんも、ない。
