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【読書】新世界

初手ネガキャン
西野さん、インターネット陰キャラなのでキツイって思ってました。大多数の何もしていない癖に文句だけ言う奴のくくり。インターネットヤンキーではないので口はデカくないけど印象派口のデカい奴に思いっきり流されてた、今思うと、これはハメだった。

ここからポジキャン。
ただ、これから読むんだ~って人に物理的に遭遇したので、「世の中の評価としてそうでもないんじゃないの?」と感じました。そもそも、読んですらないし。だから、「革命のファンファーレ」から読みました。それが面白かったので「新世界」も買いますか~となった。そんなくだりです。

新世界


新世界

そもそも、実体験しか書かないというポリシーがあるらしいので、革命のファンファーレの焼き増しみたいなのが半分ぐらい。もう半分がレターポットという最近やっているであろう活動の話。そして、ネットで何よりも言われているのが結局オンラインサロンの勧誘本じゃない?って評価。そうでもないと思うよ。

「サークル活動たのち~」ぐらいの感触。

信用が金になる

最近の事実。認知されているだけじゃ意味はなくて、「こいつ信用足る~~」「すき~~」って言われるポジションを取ろうよって話。

確かにね、人に課金したくなる気持ちはわかる。
金がなくても来てほしい人に課金しているのを身近で見ている。なるほど。

西野さんと言えば、十八番のクラウドファンディング
本質は「こいつを応援する自分に酔える」ことにある。
「ファンだからお金払っちゃお!」みたいなもの。

リターンを用意して応援するパターンでも同じ。
作られる製品を評価したい、参画したい。関わった人間としてココからリターンが取りたい。コレでしょうな。

このくだらない現代、腐った仕事が蔓延している。その中で心の栄養になる課金なんだろう。

本質的な需要に気付ける人間でいいなあって思う。
クラウドファンディングが成功するのは当然だよね。
人はそんなに考えてない。俺も。メンタリストDaiGoが言うことは100%信じるという設定で生きている。そんなもん、西野さんが言うならいいんだろうという信用にすがっている。
その域に達しているかつ、的外れなことをしないから更に信用を稼ぐ。信用も資本主義よ。

レターポット

金で文字を買う。次は、文字で文字を届ける。永遠ループ
文字はインフレしてるから、質のいい文字を提供しよう。とのこと。

利用者の目的としては、「このメッセージは安い無料のメッセージじゃない、課金されて生み出された金のかかったメッセージだ!」という証明になる。

レターポットは証明のプラットフォームってわけ。LINEでテキトーに送ったメッセージよりも質の高い文字。

インターネットチンパンジーがグチグチというのは無料のゴミ。只より高い物はない。

課金レターポットから飛ぶのは課金してまでも伝えたいメッセージ。本分いわく花束だそうだ。

こういう高級な発想ができるのが羨ましい。思い付いたら絶対に面白いからやりたいっていう熱が見える。

オンラインサロン

イメージは巨大なサークル。サークル活動は金が出るわけじゃない。むしろ、会費的なもの払ってるじゃん?それの社会人バージョンみたいな。そんなもんだと思う。

そこに所属することで取れるリターンを求めているのは変わらない。
自己実現欲求が満たされる仕事ができる
・承認欲求が満たされる環境が買える
・西野さんが書く文字が読める
・サークル仲間に合流できる
・肩書に酔う
こんなところじゃないのかな。そういう商品だ!と思えば別になんでもないと思う。

他にもオンラインサロンやってるところがちょこちょこあるけど、西野さんのサロンはかなり誠実なんじゃないの?と思う。実際にオンラインサロン叩きをしている人は概念が嫌いなんだと思う。ついでに、叩いても良さそうな奴だし。みたいな浅い理由な気がする。私は叩いてないので知りません。

私自身は、あんまり興味がない。納得して金を払える気がないのでどこにも手を出してないです。万人受けの商品じゃないから、対岸の話、関係ない。

革命のファンファーレ


革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

こっちの方は「えんとつ町のプペル」にフォーカスして、その戦略の話をしている。
「新世界」読むならこっち読めば?と思うぐらいには面白い。本当に実体験の話しかしないからオンラインサロンの話はバチバチにかぶってる。

で、プペルはネットで読んだ。縦読みちゃんと見にくかった。
縦読みがみにくいから本自体を買おうと思わせる。なるほどねって感じ。
絵本は中身見てから子供に買い与えるって流れを読むのは個人の立ち回りが意識されてていいあなって思った。母親って金ないしガード固いから崩しが上手い。

革命のファンファーレ、おすすめです。