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【読書】徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─

三田紀房さん。みたのりふさって読むんですね。認知はしてるけど名前を読んだことなかったです。ドラゴン桜の人って言えば通じる奴。ドラゴン桜は面白かったです。無料マンガアプリで読める分ならインベスターZも読んだ。後は知らないです。

昨日、kindleのおすすめに置いてあったのでぽちりました。

『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』


『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)

熱血じゃないマンガ論、始めて読みました。

事業やってて食えると思ったからマンガ家になるってすごいよね。確かに。当時のマンガがどんなもんかイマイチピンとこないけど、古いマンガの絵って別になんとも思わないよね。ストーリーは面白いかもしれないけど絵が上手いですねとは言えない感じ。人とか大体同じ顔じゃん、ならいけると思うのもわかる。

マンガ業界というわけのわからない世界の常識に沿うことなく、事業者としてマンガを生産している。

提供するのはニッチなテーマ。「針の穴」と表現されていた。
いつも読んでるよくあるビジネス書にはほぼ100%書いてあるしインターネットにも書いてあるけど、「〇〇」×「〇〇」みたいな図でどんどんフォーカスしていって個性を出す。というのが大事とおっしゃっておる。
インベスターZで言うところの「中学生×投資」ね。
サラリーマンが読んで後輩にイキってるかもねって書いてあって面白かった。

で、みんな大好きな王道を通りたいのであれば、一番最初の開拓者にならないといかんのですよ。二番煎じでもいけるものはあるかもしれないけど、ライバルのいないブルーオーシャンを狙うのは正しい戦略だよなあって思う。席が空いてるんだから座ればいいじゃん理論、よく書いてある。

たぶん、漫画の業界に入りたい人はドリーマーだからそうやってレッドオーシャンに飛び込んでいって「売れない」とか言ってるんだろうな。流石に人生考えてない。努力は正しい方向でしか実らないし、正しい戦略しか報われない。

働き方も夢の働き方ではない、現実的に考えて働き手は人間じゃん?合理的に働かせるべきじゃない?という事業者の視点で話をしている。
生産性のために考えているのは、漫画の世界に酔ってなくて良い。ドライに経営しててすき。

強い奴をパクれとも言っている。練習よりも本番の方が成長できるとも言っている。マンガの仕事だけど他のビジネス書と言っていることが同じ。

この考え方が世界の答えなんだ!というぐらい言われてる。おそらく、「最近の若い者は…」と同じニュアンスで石板にも書いてある。なぜ、一生書かれるかって行動力がある人間がほぼいないからだと思われる。

下手なビジネス書よりも端的に考え方、世の中における力の振り方が書いてあるのでおすすめです。安いし。いいんじゃないかな。